2025年の夏は、気象庁の長期予報でも例年以上の猛暑が続くと予測されています。連日の高温多湿によって、朝どんなに丁寧にメイクを仕込んでも、昼にはTゾーンがテカテカ、マスクの中ではファンデがドロドロ…そんなお悩みを抱える方も多いはず。
実は、メイクが崩れる原因は「汗や皮脂」だけではありません。スキンケアの方法、化粧品の成分、体調や食生活までもが影響しているのです。この記事では、夏のメイク崩れの根本原因を詳しく解説しながら、カテゴリ別のおすすめアイテムを紹介します。これを読めば、今年の夏は“崩れない私”をキープできるはず!
なぜ夏はメイクが崩れやすいのか? 〜皮脂と汗だけじゃない「落とし穴」〜
私たちの肌は、外気温が1℃上昇するだけで皮脂分泌量が10%以上も増えるといわれています。つまり35℃を超える真夏日は、肌が“防御反応”として皮脂を大量に分泌し始めるのです。
さらに湿度が高いと汗の蒸発が妨げられ、肌表面の湿度が上昇。ファンデーションや下地の成分が溶け出し、毛穴にたまった皮脂や汚れと混ざることで「メイク崩れの温床」ができあがります。
そして見落としがちなのが、体内の水分不足やホルモンバランスの乱れ。これらも皮脂量の増加やターンオーバーの乱れに影響し、崩れやすい肌環境を作ってしまうのです。
夏のメイク崩れを防ぐ4つの基本ステップ
- 1. スキンケアは“水分チャージ”と“毛穴引き締め”がカギ
朝の洗顔後は冷やした化粧水で肌を引き締め、乳液やジェルでしっかり保湿。肌表面に水分が十分にあることで、皮脂の過剰分泌を抑えることができます。 - 2. 下地は「密着力」と「皮脂カット」タイプを
皮脂吸着成分(シリカ、酸化亜鉛など)配合の下地がおすすめ。Tゾーンはマット系、Uゾーンはツヤ系という“ゾーン分け使い”も有効です。 - 3. ファンデーションは薄づきで“点置き→叩き込み”
全顔にベッタリ塗るのではなく、頬・額・鼻・あごに点置きし、スポンジで押し込むように密着させるのがポイント。毛穴落ちや崩れが激減します。 - 4. 最後に“フィックスミスト+パウダー”のW仕上げ
保湿系のフィックスミストで全体をコーティングし、その後にセッティングパウダーで固定。ミスト→パウダーの順が鉄則です。
【アイテム別】2025年夏のおすすめ崩れ防止コスメ
1. プリマヴィスタ スキンプロテクトベース(皮脂くずれ防止下地)
発売から数年経っても根強い人気を誇る“殿堂入り”下地。独自のオイルブロック処方で、朝つけたての状態を夕方までキープ。敏感肌にも優しいノンコメド処方で、肌負担も軽減されています。
2. エスプリーク アクアリー スキンウェア(リキッドファンデ)
水系ファンデの先駆け。皮脂吸着パウダー配合で、軽やかなのに高密着。SPF50+/PA++++の高UVカット機能も備えており、これ1本で紫外線対策とメイクキープが叶います。
3. クラランス フィックス メイクアップ(ミスト)
美容液成分配合のスプレータイプミスト。アルコール不使用で乾燥しにくく、汗をかいても肌に密着。メイク直しの前にも使える万能アイテムです。
4. NARS ライトリフレクティングセッティングパウダー
“光を味方にする”設計で、粉感ゼロのナチュラルな仕上がり。インスタやYouTubeでも話題で、プロのメイクアップアーティストにも愛用者が多数。
実はやりがち…メイク崩れを招くNG習慣とは?
- ティッシュオフせずにファンデ重ね
汗をかいた後にそのまま重ね塗りすると、ヨレやムラの原因に。必ずティッシュで軽くおさえるのが基本。 - オイル系のスキンケアの塗りすぎ
夜用の高保湿オイルを朝に使用するのはNG。油膜がファンデを弾き、崩れやすくなります。 - パウダーの塗りすぎ
崩れ防止目的でパウダーを多く重ねると、逆に皮脂と混ざって厚塗り感に。軽くブラシでのせるのが◎。
まとめ|今年の夏は“肌に強い味方”を味方につけよう
メイク崩れは「汗」「皮脂」だけでなく、「肌の状態」や「使用アイテム」「ライフスタイル」によっても左右されます。崩れないメイクには、正しい知識と対策が必要不可欠。
今年の夏は、あなたの肌質や生活スタイルに合った崩れ防止アイテムを取り入れ、“崩れないメイク”を目指してみませんか?小さな工夫で、一日中美しい肌をキープできるはずです。
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